活動報告:共同宣言記念行事

記念行事概要

名 称
南北共同宣言 3周年記念 市民討論会
『語ろう!在日の現在(いま)と未来(あした)』
日 時
2003年6月7日 13:00~
場 所
名古屋YWCA 2階ビッグスペース
内容
参加者による自由な討論会 
発題者
都相太氏(NPO法人三千里鐵道 理事長) 他

市民討論会要旨

2000年6月の南北首脳の劇的な出会いと南北共同宣言は、半世紀以上にわたる南北の厳しい対立を強いられた『分断時代』の“終わりの始まり”を予感させ、私たち日本に住む在日同胞や朝鮮の平和統一を願う日本市民は、東北アジアの平和の時代がやっとやって来るのだと、期待に胸膨らませました。

しかし、2001年1月のブッシュ政権誕生とともに、世界は一変しました。9.11テロ事件の発生、ブッシュによる『悪の枢軸』発言、アフガニスタン軍事侵攻、イラク侵略戦争と、世界はきわめて危険な時代に突入してしまいました。そして、朝鮮半島が再び戦火にみまわれることになるのではないかとの懸念が高まっています。

また、昨年9月17日の小泉訪朝とピョンヤン宣言によって、やっと日朝国交樹立の歩みが始まったと思いきや、拉致問題によって、完全に暗礁に乗り上げてしまったばかりか、反北朝鮮プロパガンダとも言うべき報道が連日繰り返されています。

NPO法人三千里鐵道は、毎年6月に記念集会を開催してきましたが、このような状況を踏まえて今年は『語ろう!在日の現在と未来!』と題した、市民討論会を提案することとしました。転換期といわれて久しい在日社会にあって、この困難で不安な時代をいかに生きていこうとするのか、思いのたけを語りあいたいと思います。

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